1. 海外の取引先と会食・接待!ビジネスで役立つ英語フレーズを紹介

海外の取引先と会食・接待!ビジネスで役立つ英語フレーズを紹介

2024.03.28

ビジネスで海外の取引先と会食・接待をする際、シーンごとに役立つ英語フレーズがあります。海外での会食やパーティーで注意すべきポイント、NGの話題について解説します。

海外の取引先と会食・接待!ビジネスで役立つ英語フレーズを紹介

グローバル化したビジネスシーンにおいては、海外の取引先と会食・接待したり、あるいは赴任先で立食パーティーに招かれたりすることがあります。その際はビジネス英語での会話が必要になりますが、どのように相手を喜ばせられるのか、信頼関係を築くことができるのか、失礼がないように振る舞えるのかといったことに苦慮するビジネスパーソンも多いのではないでしょうか。

この記事では、ビジネスで英語を使って会食の場で接待をする際に役立つフレーズや、海外での会食・接待・パーティーで注意すべきポイントのほか、NGの話題などについて解説します。

会食・接待に相手を招くときの英語フレーズ

会食・接待に相手を招くときには、どのように伝えればいいのでしょうか。まずは、会食・接待に英語を使って誘うときのフレーズについてご紹介します。

会食に招待する場合に使える英語フレーズ

ビジネスシーンにおいて会食への招待は、相手との関係構築の重要な一歩になります。
例えば、次のように誘ってみるといいでしょう。

Would you like to join us for dinner?
「ディナーをごいっしょしませんか?」

Would you like to have lunch (sometime next week)?
「(来週どこかの日で)ランチに行きませんか?]

このような英語のフレーズで、相手を尊重しながらも、カジュアルな雰囲気で誘うことができます。

会食の日時を決めるときに使える英語フレーズ

会食の日時を決める際には、できる限り相手のスケジュールに配慮することが重要です。

Will you be free this Saturday evening?
「今週土曜日の夜はお暇ですか?」

What date works best for you?
「どの日がご都合よろしいですか?」

このような英語表現を使い、相手の都合を優先することで、敬意と尊重のスタンスを示すことができます。

会食場所を決めるときに使える英語フレーズ

会食場所を決める際には、まず次のように聞いてみてください。

Do you have any preferences?
「お好きな料理はありますか?」

I’m thinking of either sushi or Italian. Do you have any preferences?
「寿司かイタリアンで考えていますが、どちらがお好みですか?」

Do you have any food preferences I should keep in mind when choosing a restaurant?
「お店を選ぶ際に、私が考慮したほうがいいことはありますか?」

このように尋ねることで、相手の好みやニーズを把握できます。その上で、次のように提案します。

I know a great (type) restaurant. Would you like to try it?
「私が知っているレストランがすばらしい料理を出してくれます。その店に行ってみませんか?」

会食場所への行き方を伝えるときに使える英語フレーズ

会食場所への行き方について相手に説明する際は、具体的かつわかりやすい情報を提供するようにしましょう。

The restaurant is located [location], near [landmark].
「そのレストランは[場所]にあり、[目印]の近くです」

I’ll email / send you a map / link later.
「後程、地図をメールしますね」

会食・接待やパーティーで会話をするときの英語フレーズ

会食・接待やパーティーの場では、どのような英語フレーズで会話をすればいいのでしょうか。続いては、会食・接待やパーティーで会話をするときに役立つ英語フレーズをご紹介します。

挨拶や声掛けをするときに役立つ英語フレーズ

会食・接待や立食パーティーでの挨拶や声掛けは、その場の雰囲気を決める重要な要素といえます。相手に敬意を表す挨拶を心掛けてください。

It’s a pleasure to meet you.
「お会いできてうれしいです」

May I ask you, what do you do?
「どんなお仕事をされているのか、伺ってもよろしいですか?」

Are you enjoying it? / Do you enjoy what you do?
「楽しんでいますか?」

明るい笑顔とともにこれらのフレーズを使うことで、ポジティブな雰囲気を作り出すことができるでしょう。

天気の話をするときに役立つ英語フレーズ

当日の天気の話は、自然にカジュアルな会話を始めるのに適しています。特に会話のトピックが思い浮かばない場合に役立つでしょう。次のフレーズを参考にしてください。

Lovely weather we’re having, isn’t it?
「今日はいい天気ですね、そう思いませんか?」

It looks like it’s going to rain, doesn’t it?
「今にも降り出しそうですね」

出身地や居住地、家族構成について聞くときに役立つ英語フレーズ

出身地や居住地、家族構成を尋ねることで、相手の背景に興味を持っていることを示せるでしょう。相手の出身地や居住地の文化についての会話へとつながる可能性があります。
ただし、「お子さんはいますか?」という質問は相手によっては不快感を覚えることもあるので、注意してください。

Where are you from?
「どちらのご出身ですか?」

I’ve never been to (country). What is it like there?
「◯◯に行ったことがないのですが、どのようなところなのですか?」

ビジネスについて聞くときに役立つ英語フレーズ

ビジネス関連の話題は、プロフェッショナルな関係構築に有効です。相手のビジネスについて深く聞いたり、パーティーで相手の職業について聞いたりするには、次のような尋ね方をしてみましょう。

How’s your business going?
「ビジネスの調子はいかがですか?」

What do you think about working with Japanese businesspeople?
「日本のビジネスパーソンについてどう思われますか?」

プライベートについて聞くときに役立つ英語フレーズ

相手の休日の過ごし方について、話題を振るのも効果的です。興味や関心があることがいっしょだったり、共通の趣味があったりすれば、会話がさらに活発になるでしょう。

What do you do in the weekends?
「週末はどのように過ごされますか?」

Do you play any sports?
「何かスポーツはされますか?」

What do you do in your free / spare time?
「趣味は何ですか?」

食事やドリンクをすすめるときに役立つ英語フレーズ

食事やドリンクの適切なタイミングでの提供は、おもてなしにおける重要なポイントです。相手に尋ねたり、すすめたりすることで、リラックスした環境を提供します。

Can I offer you something to drink?
「何か飲み物はいかがですか?」

What would you like to drink?
「次は何を飲まれますか?」

Please eat it while it is hot.
「熱いうちに召し上がってください」

あいづちをするときに役立つ英語フレーズ

相手の話に興味を持ち、スムーズな会話を展開するには、適切なあいづちが必要です。

Yes. / Mm-hmm / that’s right / exactly.
「ええ(はい)」

That’s interesting.
「それは興味深いですね」

I see.
「なるほど」

会食・接待やパーティー終了時のフレーズ

会食・接待やパーティーが終わってからも、英語フレーズが必要です。ここでは、会食・接待やパーティー終了時に使う英語フレーズについて解説します。

会を締めるときの挨拶で役立つ英語フレーズ

会食やパーティーの終わりには、お礼の挨拶をしましょう。会食の場に来てくれたことや招いてくれたホストへの感謝をはっきりと示すことは、相手にポジティブな印象を残すのに役立ちます。
次のように伝えてください。

It was nice talking to you.
「お話ができて光栄でした」

Thank you for a wonderful evening.
「すばらしい夜をありがとうございました」

I really appreciate your hospitality.
「おもてなしいただき、本当に感謝しています」

次の機会について聞くときに役立つ英語フレーズ

次の会食・接待の機会について話題を振る場合には、次のような英語フレーズが適しています。この英語表現は、今後も関係を維持し、発展させたいという意思を相手に伝えるものです。

I hope we can do this again soon.
「近々にこのような機会が持てればいいですね」

I look forward to seeing you again sometime soon!
「近いうちにまたお会いできるのを楽しみにしています!」

お別れの言葉を言うときに役立つ英語フレーズ

お別れの際に一言付け加えることで、相手に温かい印象を与え、同時に気遣いを示せます。この英語フレーズを参考にしてください。

Do you have far to go?
「どこまで行きますか?」

It looks like the weather might change so please take care.
「天気が変わるようですので、お気をつけください」

It was great seeing / meeting / talking to you. Take care.
「お会いできてうれしかったです。お元気で」

会食・接待やパーティーで注意すべきポイント

海外駐在時や外国人を招いての会食・接待やパーティーでは、いくつか気をつけたいことがあります。ここでは、海外や外国人との会食・接待やパーティーで注意すべきポイントについて解説します。

食事の内容

海外で会食・接待を行う際は、食事の内容に特に注意を払う必要があります。アレルギーはもちろん、宗教上の理由でゲストが食べられない物もあるからです。

例えば、イスラム文化圏などの人は、宗教上の適切な処置が施された肉しか食べられなかったり、ベジタリアンには乳製品はOKなラクト・ベジタリアンから一切の動物性食品を摂らないヴィーガンまでグラデーションがあったりします。食べられる物について、事前に確認をしておいたほうがいいでしょう。

食事のマナー

食事のテーブルマナーは国や文化によって異なるため、ゲストへの配慮が必要です。

例えば、日本人が蕎麦などの麺類をすするときに発する音は、多くの外国人にとって不快なものです。また、出された物をすべて食べるかどうかについて、中国とインドでは考え方が異なります。
相手の国にはどのようなテーブルマナーがあるのか、事前に確認しておきましょう。

会食・接待やパーティーでNGの話題

異文化の人々との会食・接待やパーティーでは、その場に提供するべきではない話題があります。ここでは、外国人との会食・接待やパーティーでNGの話題について解説します。

政治の話題

ビジネスにおける会食・接待やパーティーにおいて、政治に関する話題は避けるべきです。理由は、政治的な意見の違いが緊張を引き起こし、ビジネス関係に影響を与える可能性があるからです。

例えば、現在の政治状況や政策に関する意見は対立を生むリスクが高く、ビジネスシーンにおける円滑なコミュニケーションを妨げる可能性があるので注意してください。

宗教や文化の話題

宗教や文化に関する話題や振る舞いもまた、ビジネス会食やパーティーでは避けるべきでしょう。異なる宗教や文化に関する議論は、相手を不快にさせたり、相手の誤解を招いたりするためです。

例えば、インドなどのヒンドゥー教の文化圏では、左手で物を手渡したり、左手で握手したりするのは非常識な振る舞いです。

また、中国では冷たい飲み物を好まない人もいるため、飲み物を提供する際に常温のほうが良いかどうかを確認すると、 異文化理解ができていると受け止められ、印象が良くなる可能性があります。

年齢、容姿の話題

日本と同様に、年齢や容姿に関するコメントや質問も避けるべきです。これらのトピックは個人的なラインを越える可能性があり、不適切または失礼と受け取られるリスクがあるためです。
たとえ褒め言葉であっても、年齢や外見に関するコメントは極力避けましょう。

英語会食やパーティーでのスモールトークならキャニング・アンド・アソシエイツへ

グローバルビジネスや国際学会の現場では、会食やパーティーが行われ、その場で会った人とすぐに打ち解けられる「アイスブレイク」と「スモールトーク(世間話)」のスキルが欠かせません。
しかし実際には、オフサイトミーティング後のネットワーキングイベントで「パーティーでの振る舞いや話すべきことがわからない」といった声が日本人から上がっているのも事実です。

キャニング・アンド・アソシエイツでは、「Socializing and Networking」というコースを設けています。そこでは、日本人の参加者に対し、外国人が参加するような会食やパーティーなどでの立ち居振る舞いなどのトレーニングを提供しています。ビジネス英語を使った会食やパーティーに参加することが多いビジネスパーソンにおすすめのコースです。

また、ビジネス習慣やコミュニケーション方法が異なる文化の存在を理解し、自分のメンタルダウン対策と異文化理解の方法を学ぶ「Bridging the culture gap」というトレーニングも実施しています。これは、オンライン英会話スクールでビジネス英語を学んだだけでは身に付かないテクニックで、キャニング・アンド・アソシエイツだからこそできる研修といえます。
今後のビジネスの成功のため、そしてサステナブルな成長のために、キャニング・アンド・アソシエイツのプロフェッショナルなサポートをぜひご検討ください。

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